【AWS アカウント作成からCloud9環境構築まで】 Ruby on Rails チュートリアル 第1章 1.2 開発環境の内容より
スポンサーリンク
Railsチュートリアルを昨年(2018年)に1周、一通り行った。
その際、環境構築としてAWSのアカウント作成、Cloud9環境の構築を行ったので、その手順を改めてまとめて、復習・学習する。
もし、Cloud9の環境構築がうまくいかない方は参考にしてください。
なお、ぼくはRailsチュートリアルを、結局Cloud9を使わず、ローカルの環境で行いました。
ただ、AWSのアカウントを作成して、AWSに触れてることができてよかったです。
こうして復習して、他のサービスも利用して学ぶようになったので。
では早速、チュートリアルの内容に沿って、Cloud9の環境構築を記述する。
Railsチュートリアル1章 1.2.1 環境構築の内容はこちら。
railstutorial.jp
今回やることは、
- ざっくり概要
- STEP1 : AWSアカウント作成
- STEP2 AWSアカウント準備ができたらサインインする
- STEP3 : Cloud9の環境構築
- 補足1 : インデントをスペース2つにする
- 補足2 : Cloud9「Your environments」画面について
- 補足3 : 警告について(ルートアカウントじゃなくIAMユーザーがおすすめ)
スポンサーリンク
ざっくり概要
Ruby on Railsチュートリアルでは、環境構築は大変なので、IDE (統合開発環境) をおすすめしている。
IDE (統合開発環境) は、簡単に言うと、いろんな環境がすでに揃っていること。
環境構築は意外と大変なのでできるだけ省いた状態でRailsチュートリアルの学習に入っていける。
ここでは「AWS Cloud9」っていうIDE (統合開発環境) をおすすめしている。
このCloud9は、RubyとかGitとか自分でPCにインストールしなくてもいい状態で開発していくことができる。(Railsは自分でCloud9上にインストールする)
その環境を作るために
・AWSアカウントの作成
・AWSにサインイン
・Cloud9環境の構築
が必要となる。
これもいろいろ見ながら準備しなきゃいけないので、そこそこ大変ではある。
その手順を以下にまとめる。
STEP1 : AWSアカウント作成
まずアカウント作成
こちらにアクセス
aws.amazon.com
こんな画面が現れる。
「今すぐ無料アカウント作成」をクリック
各項目を入力して「続行」
※AWSアカウント名はお好きな名前で
連絡先情報を入力して「アカウントを作成して続行」
※このあとTELで本人確認するので、適当な番号は当然だめよ
支払情報を入力
電話による確認
表示されている番号が正しいことを確認し、セキュリティチェックを入力して「すぐに連絡を受ける」
ブラウザ画面上に大きく4桁の数字が表示される。
↓
電話なる。受ける。
↓
ガイダンスに従って、その4桁の数字を電話で入力する
はい。本人確認完了。「続行」する。
サポートプランの選択。「無料」を選ぶ。
※もちろん有料でも構わない。それは自由。
こんな画面になる。
※下の「送信」はやらなくてもよい
一応これでアカウント作成の手順は完了。
でもまだAmazon側でAWSアカウントの準備ができてないから、まだサインインできない。
「しばし待たれよ」(10分くらい?)
(ハウルの動く城より)
STEP2 AWSアカウント準備ができたらサインインする
10分くらい待って、
「お客様の AWS アカウントの準備ができました - 今すぐ始めましょう」
というメールが来た
※数時間待ったなんてのもあるらしいので落ち着いて
先程の画面の右上「コンソールにサインインする」をクリック。
サインイン画面になるのでサインインする。
メールアドレス入力して「次へ」
次、パスワードを入力して「サインイン」
サインイン成功
これでようやくAWSのアカウント作成が完了。
次はこのアカウントで、Cloud9を作成していく。
STEP3 : Cloud9の環境構築
ではCloud9の環境を作っていく
検索で「cloud9」
候補で出てくるので、選択する
Cloud9のサービスが起動。
「Create environment」をクリック。
ちなみに、右上に「オハイオ」とあるが、これはリージョン(地域)。
Cloud9は「東京」では作れないようだ。今のところ。
なので以下の選択肢から選ぶ。(特に希望なければ「オハイオ」でもいいかと思う)
さて、設定画面になるので、これから順に設定をしていく。
「Environment name and description」
名前と使用する説明を入力。ここはRailsチュートリアルの通りに入力していく。
(別にRailsチュートリアルじゃないよという方は自由に変えてもOK)
Name : rails-tutorial
Description : A cloud IDE for the Ruby on Rails Tutorial
「Environment settings」
環境のタイプやインスタンスのタイプを設定する。
Environment type Info : Create a new instance for environment (EC2)
Instance type : t2.micro (1 GiB RAM + 1 vCPU)
を選択して、「Next Step」(それぞれの説明は以下の記述)
まず、「Environment type Info」で選択した「Create a new instance for environment (EC2)」は、EC2はAmazonが用意している開発環境のこと。自分でサーバーを用意しなくていい。
もう一つの選択肢の「Connect and run in remote server (SSH)」は、自前でサーバーを用意する場合。
次に、「Instance type」は、仮想サーバのタイプを選択する。CPUやメモリといった性能の違いがある。
もちろん料金も違う。
この中で「t2.micro (1 GiB RAM + 1 vCPU)」であれば、12ヶ月の無料枠で使用できる。
ここ大事!
Cloud9は1年間無料が、必ずではない。条件がある。
1年未満でも無料利用枠の条件を超えると、請求がくるので注意!
公式ページによると、以下の場合は料金が発生してしまう
・「t2.micro」以外を選択
・「t2.micro」でも1が月の無料枠(750時間)を超えた場合
・データの転送量を超えてしまった場合
など
AWS クラウド無料利用枠 | AWS
心配な方は料金をモニタリングしたり、アラートを作成してメールが送信される設定をおすすめします。
先日確認方法、設定方法を書いたのでよろしければこちらもどうぞ。
ahrk-izo.hatenablog.com
さて、設定に戻ります。
次の画面。
「Review」
確認画面だね。はい、「Create environment」
...(割愛)
AWSさんに作っていただいているので、待つ。。。
はい。できた!
Cloud9の構築はこれで完了。お疲れさまでした。
以下は補足として、Ruby on Railsチュートリアルに書かれている設定と、Cloud9のTOP画面について。
スポンサーリンク
補足1 : インデントをスペース2つにする
チュートリアルの指示どおり、インデントをスペース2つにしておく。
AWS Cloud9 > Preferences
「Soft Tabs」を「2」にする
※変更すればすぐ反映されるので、「保存」とかいらない
補足2 : Cloud9「Your environments」画面について
作ったCloud9は、「Your environments」の画面で確認できる。
Cloud9を起動する場合は、ここの「Open IDE」をクリック。
Cloud9の削除もここからできる。
無料は最初のサインインから12ヶ月なので、それ以降は料金が発生する恐れがため、もし不要となった場合は速やかに削除しておいたほうがよい。
削除する場合はこちらも参考にどうぞ。
ahrk-izo.hatenablog.com
補足3 : 警告について(ルートアカウントじゃなくIAMユーザーがおすすめ)
また、この画面上部に、以下のような警告がある
AWS root account login detected
We do not recommend using your AWS root account to create or work with environments. Use an IAM user instead. This is an AWS security best practice. For more information, see Setting Up to Use AWS Cloud9
直訳(Google翻訳)すると、
AWSルートアカウントのログインが検出されました
AWSルートアカウントを使用して環境を作成または使用することはお勧めしません。 代わりにIAMユーザーを使用してください。 これはAWSセキュリティのベストプラクティスです。 詳細については、AWS Cloud9を使用するための設定を参照してください。
これ、当時は全然わかっていなかったんだけど、AWSには、
「ルートユーザー」と「IAMユーザー」ってのがある。
「ルートユーザー」ってのは、管理者。
「IAMユーザー」ってのは、使用できるサービスを制限かけられるユーザー。
AWSは各サービスを利用する際、以下のような使い方を推奨している
・IAMユーザーを作って、利用できるサービスを設定する
・そのIAMユーザーでログインして、各サービスを使っていく
あくまでも推奨だから、個人で使っていくにはルートユーザーでも問題はない。
ただ今後個人開発などでなにか使っていくときはIAMユーザーを作って、このユーザーで各サービスを使用していくのがよい。
IAMユーザーの作り方もまたあとで書く予定。ではまた。
以上。